株式会社ファイブ フォックス コムサ マチュア ブランドマネージャー 麻生 直美様

コムサデモードでおなじみのファイブフォックスが新業態「コムサマチュア」を立ち上げることになりました。
コムサマチュアとは・・・・<いくつになってもオシャレ心は変わらない>をテーマに、旬で着心地の良い服を、リーズナブルなプライスで提案する大人の女性のブランドです。
今回はコムサマチュアのブランドマネージャー麻生直美氏にお話を伺いました。

コムサマチュアの生まれた背景を教えてください

私自身が学生時代に経験したDCブランドブームの影響を受けた同じ世代、いわゆるアラフィフ世代が既存の百貨店のミッシー、ミセスブランドでお買物をしなくなってきています。
何故かと言いますと、年齢でカテゴリーされたブランドでお買物をする意義が見いだせなくなってきているんですね。

色んな経験をしてきたこの世代の女性達が、既存のブランドの品揃えやプライスに対して疑問を持って、異口同音に「私達はどこで買えばいいの?」「高いんじゃない?」と言っています。

それじゃあ、私自身が納得できる、等身大のブランドをやってみようと言う事で社長の上田も賛成してくれました。

ブランドコンセプトは?

まず”エレガンス・オケージョン”この世代の最大の娯楽は旅行です。
旅行に行くお洋服、行った先でのお洋服を提案します。

そして”アーバントレンド”これは例えば、女子会に行く時のお洋服、最後に”リラクシング・カジュアル”ワンちゃんのお散歩、スーパーへのお買物といったワンマイルウェアにもこだわる人達にしっかり応えます。

ファストファッションがライバルですか?

ファストファッションは全く意識していません。 「いいな」「かわいいな」と思った時、頑張って後日買うのではなくて、躊躇なくその場で買えるプライスにしました。
業界関係者からも「安いよね」と言われますが、決して安くないと思います。これなら自分でも買えるというリアルなプライスなんです。

デパ地下に週5日通う人はいても、そのまま上層階のレディースファッションまで上がって来てショッピングする人は、10%もいないですよね。
マチュアでは、あたかも食品を買うように日々お洋服を買って頂くというのは、言い過ぎかもしれませんが、百貨店の本来の役割のお手伝いができればという思いがあります。

ですから、ファストファッションを意識しているのではなく、私の同世代の感覚からすれば、「適切じゃないの?」というところからきたプライスなんです。

クオリティも高いと聞いています。

品質では相当苦労していますね。全てアウトソーシングしてしまえば、採算は取れなくはないのですが、従来通り、お客様との信頼になっている「パターンもデザインも自前でやる」という原理原則は崩していません。
丸投げすると、同じ9号でも、デザインが違えば、着心地が違うという事になります。

プライスを追求するあまり、そうなっているブランドも見受けられますが、弊社では、その他の部分を削って、プライスを抑えています。

生地屋さんと、生地のトレンドを予測して、海外の工場で試作、開発、縫製までを一貫して行ったり、小ロット生産の協力工場を開拓したりしています。
また、国内でしかできないものは、弊社他ブランドと合わせてオーダーをしたりして、協力会社さんにコスト的に無理をきいてもらっています(笑)

今後の展開や、ヴィジョンをお聞かせください。

出店の立地は、施設の中でもトラフィックの良い場所、客数のとれるゾーンになり、全国主要百貨店、SCで順次展開していきます。

日々買って頂けるお洋服というポジショニングで、数字的にも年商100億円ブランドを目指すのですが、DCブランドの洗礼を受けた人達が「私達のブランド、私達のお店が出来た!」と喜んで欲しい、ただそれだけですね。

マチュアが求めるスタッフの人物像を教えてください。

一言で言えば「明るく元気」。活気が人に伝わる人。商品の回転が速い業態なので、体力も必要ですね。
現在、弊社で活躍している人に共通しているのは、「負けん気」が強い人。
これはマチュアでも同じになるでしょう。

「先輩や上司を超えてやる!」「前任者の数字を超えてやる!」といった気持が大切です。
あとは「愛」ですね。一緒に働く仲間、お店、商品に対して愛情が持てるかどうかです。その姿勢が必ず接客の時に出ますから。

教育スタイルは?

中途入社の方に関しては、真っさらになってくださいとは言いません。
が、お客様のためになる事であれば、過去の経験や持論を捨ててでもやってもらう事になります。
排他的かもしれませんが、お客様のために正しい事をしていれば、外部からどう思われてもかまいません。

正直言って教育は厳しいほうだと思います。
「骨身に染みさせる」と社内で言ってるんですが、新人時代は叱られる事が多いと思います。
何で叱るか理由をきっちり言った上で、伝わっていないなと思ったら、伝わるまで話します。
そういう経験を何回も何回もする事によって、気持ちと技術が一緒になるんですよ。

もちろん、褒めるときは、思いっきり褒めます。
上司は、理想と信念を持って、常に見てるんですよね。
でないと叱る事も褒める事もできません。

「厳しい分、褒められた時が100倍嬉しい」他社では感じた事が無い喜びがあると中途入社の方からはよく聞きます。
正に「褒め叱り」です。

私自身も、社長から死ぬほど叱られてきました(笑)。
でも、その後、憎いほどフォローしてくる(笑)。
それを繰り返していくうちに本物の信頼関係が出来てくるんです。

御社やファッション業界に他業界からエントリーされる方にメッセージをお願いします。

お客様の事を第一に考え、人と人との結びつきを大切にし、即行動に移せる人なら誰でも活躍できる業界だと思います。
お洋服は、人が豊かな生活を営むためになくてはならないものであり、その人の人生の一部です。とりわけ女性においては人生の大部分という方も少なくありません。

そこに大きく関わる事の出来る販売のお仕事は、一生をかけて取り組む価値のある職種ではないでしょうか?

皆さんのエントリーをお待ちしています。