「コト消費への対応」

成長を続けてきたショッピングセンター(SC)が曲がり角に差し掛かっている。

日本SC協会発表の2017年の出店予測は46件で2016年比15%減。これは5年ぶりの減。

新店は都市中心部に集中し、地方郊外への出店は狭まっている。

都市部への出店は今後も増え、1500平方メートル以上で人口15万人以上の都市への出店が16年に16件で前年の倍で、それ以外は30%減。人口減、自動車保有台数減が逆風になっている。平均店舗面積は1万7千平方メートルで10年前の3分の2。都市部での出店集中で小型化が進み、郊外の大型店に自動車での来店客を呼び込むモデルは失速している。

今後、主力テナントのアパレル各社が不振を受け、飲食やサービスの「コト消費」への対応強化を進める。2016年夏開業の「仙台パルコ2」は1階にレストランゾーン設け、「コト消費」への対応を進める。2016年開業のSCのテナントのうち飲食・サービスの割合が44%と前比10%上昇。来年もコト消費はトレンドで、美と健康をテーマにしたショップがマーケットから益々求められる。市民ファーストの新機軸開発を各社に求められる。

文/島崎淳 (Jun Shimazaki)

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