「チームでの見識」

最近感じるのが、AI、仕組みづくりのキーワードが多く人によるチームパワーを引き出すリーダーシップ論が影を潜めている気がする中、雑誌記事に澤穂希さんのコメントを目にする。
澤氏が20歳の時米国クラブチームに移籍した時、クラブチームとの交渉、渡米手配など、すべて自分でやらなければならないことで「何をどうしていくかを自ら考え」、「自ら動くという力」が身につきまた、米国ではチームメイトの誰もがはっきりと意思表示をする。以来、考えを実際の行動で見せることを心掛け、苦しい時に点を取り、危ない時に体を張ってセーブする。これが澤氏の「自ら考えて行動で示すことで周囲を動かす」スタイルを生み出す。
20代の時は、「負けたくない」という気持ちが先にあり自身優先。30歳過ぎより素直に他人を認めるようになり、自分は何が得意で、自分ができないことは、それを得意とする仲間に任せればよいと思い行動するとそれまで見えなかった視野が開けてきたようである。これが「苦しい時は、私の背中を見て」の原点のようである。
苦手なことがあるのは、決して恥ずかしくなく、得意な人にカバーしてもらう謙譲な心と感謝の心が呼び戻される。

文/島崎淳 (Jun Shimazaki

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