学ぶべきは目標の「立て方」

- コンサルタントの独り言 -
2025年06月01日

先日、花巻に行ってきた。人口は89.000人で近郊では東松山市、御殿場市と同じ規模。

観光地は宮沢賢治記念館、花巻温泉だが現在は花巻東高校見学が人気のようだ。グランドが素晴らしく菊池、大谷の記念碑がありバスツアーの名所になっている。

グローバルに発揮できる環境をどう作るかが重要な命題で大谷翔平と菊池雄星の2選手を育てた花巻東高校野球部の佐々木監督は。異才を育てるカギは「目標設定」にあると言い切る。佐々木氏は今や有名になった81マスの真ん中に将来の夢目標を書き、その周囲に中間目標や行動計画を書き込む「マンダラチャート」を大谷選手に取り組ませた。

親も監督も子供が目標や進路を定めるように導いてあげるのが仕事だ。
「自主性」という言葉があるが、一歩間違えるとただの放任になってしまう。子供たちが自主性と主体性を持つためには、目標設定の仕方をしっかりと教えることが重要である。日本の学生は「将来の夢を持っている」と答えた割合が他国と比べて低い。そのためにも目標の立て方は小学校で教え、子供が習得すべき最も大切なことである。

文/島崎淳 (Jun Shimazaki)