アパレル業界の社員研修!初めだけじゃない3つのステップアップ

- アパレル業界ニュース -
2015年07月01日

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初めてアパレル業界の仕事に就くという人はもちろんのこと、アパレル業界の仕事に就きながら、他の職種に転職を考えている人も、新しい業務に対して不安はつきものでしょう。そんなとき、研修があったほうが何かと安心です。具体的に、アパレル業界ではどのような研修があるのかご紹介します。

アパレル業界の研修にはどんな種類がある?

アパレル業界の研修には、主に、販売員研修、マネジメント研修、エリアマネージャー研修などがあります。具体的にそれぞれの目的と内容について見ていきましょう。

アパレルの基礎、販売員研修

販売員研修は大きく分けて二つあります。ひとつは、新人販売研修で、この目的は、販売員としての一通りの業務がこなせるようになることになることです。もうひとつは、入社2~3年目の中堅スタッフ向けの研修で、ある程度の業務をこなすことができるようになった販売員を対象とする研修です。研修員としてのさらなるスキルアップのための、また、今後の目標の設定を行うための研修となります。
ここでは、新人販売研修の具体的な内容について見てみましょう。

●接客業務
挨拶や言葉遣い、身だしなみ、笑顔、お辞儀といった基本的な接客マナーはもちろんのこと、お客様と信頼関係を築くためのコミュニケーションの方法や、売上に繋げるためのセールストーク、お客様へのアプローチの方法、商品を説明する方法、顧客満足度を高めるサービス精神、お客様からのクレーム対応の方法についてなどを学びます。講義を受けるだけではなく、接客ロールプレイイングを行ったり、テーマを決めて議論を行うなどして、接客について考えていきます。企業によっては、従業員のスキルアップを目指して、ロールプレイングコンテストを行っているところもあります。

●接客以外の業務
店内清掃、検品方法、レジ締め、電話応対、ラッピング方法、売り場づくりなど、接客以外の業務について学びます。

●アパレルについての知識
商品知識や、生地に関する知識、アパレルの専門用語、最新のアパレル業界事情などについて学びます。また、ディスプレイのコーディネートに活かすために、カラーコーディネートなど色彩について教えてくれるところもあるようです。

健全な店舗運営のためのマネジメント研修

マネジメント研修は、主に店長や店長候補向けの研修になります。健全な店舗運営について、また、店舗目標を達成するためにはどのようにしたらよいかという点について学ぶことを目的としています。具体的には、店長に求められるリーダーシップやマネジメント能力のほか、部下を育成する方法、チーム作りの方法、さらに、予算達成のために、店舗運営に直結するデータや情報の活用の仕方について学びます。

橋渡し役、エリアマネージャー研修

エリアマネージャーは、担当するショップを定期的に巡回し、店舗運営についてアドバイスを行うのが主な業務となります。本社からショップへ情報の共有を行い、ショップからは経営状況などについて本社へ伝える橋渡し的な存在でもあります。店長同様、健全な店舗運営のためのコンサルティング能力が求められるため、マネジメント研修と同様の内容についても学びます。加えて、会社と現場の調整役という側面も持つため、円滑なコミュニケーションの方法についても学びます。

三段階の研修でスキルアップ

アパレル業界では、一般的に販売員研修、マネジメント研修、エリアマネージャー研修などが行われており、研修制度は非常に充実していると言えます。そのため、初心者でも早く仕事に慣れることができます。これらの研修を上手に利用して、さらなるスキルアップを目指しましょう。