アパレル業界で役立つ資格

- アパレル業界ニュース -
2014年10月29日

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アパレル業界で働きたい!そんなときに有利な資格は?

「アパレル業界で働きたいけど、どうやったら働けるの?」現在就職/転職活動をしている方でこんな疑問を持っている方も多いと思います。「ファッションの専門学校や服飾科を出ている訳でないけど、これから取ってアパレルに有利な資格は?」と模索している方もいるのではないでしょうか。
アパレル業界で働くのに絶対になければならない資格、というものはありませんが、持っていると有利な資格は多く存在します。
今日はそんな皆さんの為に、アパレル業界で働くのに有利な資格をご紹介したいと思います。

ファッション販売能力検定

アパレルショップスタッフ向けの民間の検定試験。アパレルの販売を行う為の基礎知識や技術、アパレルショップを運営して行く為のマネージメント能力を評価・判定する資格で、1級から3級まであります。

2、3級はA科目とB科目からなり、それぞれA科目は「ファッション販売知識」「ファッション・マーケティング知識」「ファッション販売業務」、B科目は「ファッション販売技術」「店舗演出・VP展開」「ファッション商品知識」を出題範囲としています。
1級は主に店舗を管理・運営できるショップマネージャーを対象としており、試験科目は、1. ショップ・マネジメント知識、2.販売知識、3.販売技術の3科目に分かれます。

販売士

アパレルに限らず、小売りの販売のプロの育成を目指す公的な資格です。流通業界で唯一の公的な資格であり、社会的にも信頼度の高い資格です。
資格獲得で得られる知識は、百貨店や専門店、コンビニエンスストア等あらゆる小売業で通用します。
1級から3級まであり、試験項目はそれぞれの級において、小売業の類型、マーチャンダイジング、ストアオペレーション、マーケティング、販売・経営管理を含みます。
資格の活用にあたっては、販売士制度の普及・振興をはかる日本販売士協会という団体もサポートしています。

ファッションビジネス能力検定

アパレル企業の営業、企画職などに特に有利な民間の資格。
アパレルの商品企画、生産、流通等に関するファッションビジネスの基本的な知識と能力を判定する資格です。
取得後は、アパレルの企画・生産、百貨店や流通分野など、様々な企業で活用できます。
1級から3級に分かれており、2、3級の試験科目は、1.ファッションビジネス知識、2.ファッション造形知識。1級の試験科目は 1.マーケティング戦略、2.マーチャンダイジング戦略、3.流通戦略、4.マネジメント知識の4科目です。

色彩検定

文部科学省が後援・推進する色彩能力の検定。色に関する幅広い知識や技能を問う検定試験で、インテリア、ファッション、グラフィック等のいわゆるデザイナーと呼ばれる人達から、販売、企画、事務といった一般的な職種の人達までを対象にしています。1級から3級まであり、色に関する様々な知識が問われます。
資格取得後はデザイナーなどの企画職の他に、販売、生産などあらゆるアパレルの職種に活用できます。

パターンメーキング技術検定

平面のデザイン画をもとに、立体の服を作る為の設計図であるパターンをおこす技術や知識を判定する検定。
検定取得後はパタンナー、デザイナーの仕事に活用されます。

1級から3級まであり、2級、3級はファッション業界やパターンメーキングに関する知識や技術に関する筆記試験とパターン作成の実技試験があります。1級は実技試験のみ。

CAD利用技術者試験

パターンメーキングやグレーディング、マーキングなどに必要なCADの技術、知識を判定する試験です。
パタンナーやデザイナー、グレーダーやマーカーに役立ちます。その他に設計事務所や建築事務所、機械関係等にも幅広く活用できる試験です。
基礎試験、2D試験、3D試験に分かれており、それぞれ2級、1級があります。