「多様性から意思を形成」

- コンサルタントの独り言 -
2020年04月01日

2018年の経済協力開発機構(OECD)の調査で日本の15歳の「人生の意味を感
じる」指標が最低を示した。具体的には「将来の夢を持っている」などの肯定
的な回答の割合が欧米・アジアの8ヵ国に比べ圧倒的に低い。要因としては、
学力を軸に若者を序列づける力学から階層構造をつくり、子供の後の人生に影
響を及ぼしている。特に高校受験を控えた中学校で顕在化している。この点か
ら子供たちに「このように育ってほしい」という圧力と選別圧力がかかってい
る。
一方で今の若者は自分たちの人生が親世代より良くなるとは全く思っていない
。経済が停滞し賃金水準が下がる中、仕事を持ち家庭を構えることが非常に難
しいという絶望があり、否定的な意識がある。これを打破する為に子供の存在
を認め、何がしたいのかを大事にして対等に認めていくことである。子供より
上の立場の人が押し付けたり、ダメだと決めつけたりしがちな圧力を変えるこ
とが必要と考える。教育現場では様々な選択肢から望むものが選べる多様性が
必要な気がする。すなわち枠枠人間にしない。固めない、囲まない上下のない
考えを異学年を含む集団で個人の進度や学習ニーズを尊重しながら、対話など
共同で取り組む活動が意思を持った人材が育ちやすい環境が求められる。

文/島崎淳 (Jun Shimazaki)