アパレルのスーパーバイザーに必要なスキルとは?

- アパレル業界ニュース -
2015年05月25日

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アパレルのスーパーバイザーになるためには、いったいどのようなスキルが必要なのでしょうか?また、取得すべき資格はあるのでしょうか?さらに、スーパーバイザーを経験した後はどのような職種にキャリアチェンジできるのでしょうか。

1.アパレルのスーパーバイザーに必要なスキル
アパレルのスーパーバイザーの主な業務は、健全な店舗運営と販売員スタッフの教育、本社と店舗をつなぐ橋渡し業務になります。このような業務を担うスーパーバイザーは、どのようなスキルが必要なのでしょうか。

まず、求められるのはマネジメントスキルです。スーパーバイザーは、販売員や店長クラスに指導する立場であるため、強いリーダーシップだったり、本社と店舗をつなぐ橋渡しを円滑に行うために、正確かつ的確なコミュニケーション能力が要求されます。時には調整役となる場合もあり、各方面からの意見やリクエストなどをいったん自分の中で消化し、誰もが納得度の高い形にして示すスキルも必要です。

また、健全な店舗運営を行うにあたって、課題を発見し、解決策を見出し、実行に移していくコンサルティング力や、業界の流れやトレンド、自社商品や他社商品について情報収集する力、さまざまなデータを読み解く分析力、在庫を適正に管理する能力も求められます。それに伴い、パソコンやエクセルなどの表計算ソフトを使いこなすスキルも必要です。

さらには、販売員スタッフの教育を行う立場のため、高い指導力が求められるでしょう。たとえば、一段上の接客術をスタッフに指導したり、あと一歩というスタッフを引っ張り上げたり、モチベーションが下がっているスタッフのやる気を出させたり、心理面やコミュニケーションに配慮しながら、人を導いていくスキルを習得する必要があります。

2.アパレルのスーパーバイザーに必要な資格
アパレルのスーパーバイザーに必要な資格というものは特にありませんが、店長クラスにアドバイスする立場のため、未経験からスーパーバイザーになれることはまずありません。アパレルの店長や販売員としての経験はとても重要です。その経験も高いレベルのものが求められます。そのため、流通・小売業の資格である販売士検定試験を持っていれば経験の証明になりますし、厳密には資格ではありませんが、個人やショップの販売コンペで賞を取っているなど目に見える形での実績があればさらにアピールポイントになるでしょう。

3.将来的なキャリアは?
スーパーバイザーを経験した後は、どのような道に進むことができるのでしょうか。アパレルのスーパーバイザーは、いわば、アパレルショップのスタッフが最終目標とするポジションなので、将来的なステップアップになるようなキャリアパスはありません。しかし、スーパーバイザーで身に付けた経験やスキルをもとに、キャリアチェンジする道はあります。

たとえば、マーチャンダイザー(MD)、ビジュアル・マーチャンダイジング(VMD)、生産管理などの道にキャリアチェンジすることができます。MDの業務には、新商品の企画、販売プロセス考案、商品の仕入れが主であり、VMDの業務は、ショップという限られた空間で商品を最大限売るため、ディスプレイやレイアウトでお客様へのアプローチを行うことです。生産管理は、製品の製造に至るまでの商品管理や、物流・在庫コントロールが主な業務になります。MD、VMDであれば、スーパーバイザーで培ったマーケティング能力などを、生産管理であれば在庫管理能力などを活かせるはずです。

アパレルのスーパーバイザーは、非常に専門性の高い特殊な職種であり、資格は特に要求されませんが、店舗運営の経験だったり、接客の経験が必須条件となるため、ある程度、現場でキャリアを積んでおくことが大切です。そのため、販売員から店長を経てスーパーバイザーになる場合が多く、販売員としてのキャリアパスの集大成とも言えます。求められるスキルは多々ありますが、どれも一朝一夕で身に付けることはできません。販売員として働きながら少しずつスキルアップをしていきましょう。