アパレルの事務職に就きたい!志望動機は?

- アパレル業界ニュース -
2015年04月29日

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「接客は苦手だけど、アパレル業界で働きたい」「人を陰ながら支える業務が向いている」などの理由で、アパレルの事務職(内勤職)に勤めたいという人も多いのではないでしょうか。具体的な事務職の仕事内容と、応募・転職する際に必要となる志望動機のポイントについて見ていきましょう。

1. アパレル内勤の仕事とは?
アパレルの企業には企画職や販売職のほかに、事務職という業務もあります。事務職の仕事は主に、経理事務、生産事務、営業事務の3つに分けられます。具体的には、どのような仕事内容になるのでしょうか。

まず、経理事務ですが、月次決算・年次決算、キャッシュマネジメント、固定資産管理、売掛金・買掛金の管理、請求関係の処理、税務申告、これらの業務に伴う各種書類の管理、電話応対が主な業務です。

次に、生産事務は、販売計画に基づき、効率的な製造ラインを管理するのが主な業務になります。具体的には、工場に対し、品質や原価、納期の目標を計画し、指示します。また、営業や設計、財務などの間に入り、調整を行います。商品の発注書の作成、生産指示に関する仕様書の作成、電話対応も行います。

最後に、営業事務ですが、受発注業務、社内の在庫管理、売上データ管理、商品の出荷作業、会議の資料作成、電話対応が主な業務になります。このほか、DM作りや、SNS管理などの各種営業事務、店舗の指示書作成、ブランドリサーチで上がった情報の集計を行うなど会社によってさまざまです。

いずれの業務も、 エクセル・ワードといった簡単なパソコン操作のスキルや、他部署など多くの人とやりとりが発生する業務のため高いコミュニケーション能力が求められるでしょう。また、数字や細かい作業に抵抗がない方、責任感とスピード感を持って仕事に取り組める方、コツコツと仕事に取り組める方、縁の下の力持ちとして気配りのできる方が向いているでしょう。

また、アパレルショップでの商品管理などのバッグヤード業務も事務職となります。主な業務は、納品、商品の検品、在庫管理、商品の補充、帳票類の整理、配送業務、電話応対、店内美化などです。

2. 志望動機と経験でアピール
事務職で働きたい場合、どのような志望動機が良いのでしょうか。

まず、事務職の必須条件ともいえるパソコン操作のスキルについてアピールしましょう。パソコン検定やMOSなどのパソコンの資格を持っている、ブラインドタッチができる、タイピング練習を毎日している、学校でパソコンを学んだ経験などは、必ず伝えるようにしましょう。

また、他の業種の場合であっても、一般事務の経験がある場合は強みとなります。特に営業事務の場合は営業職の経験、経理事務の場合は経理の経験があるとなお良いでしょう。たとえアルバイトだとしても、アパレルショップで働いた経験があれば良い印象を与えることができるでしょう。

さらに、事務職は、縁の下の力持ちであり、他の職種に比べて周囲の人のサポートをする場面が圧倒的に多いという特徴があります。また、書類作成など単純作業が多いのも事務職ならではと言えるでしょう。よって、自分の性格や過去の経験談を織り交ぜながら、他人のサポートをすることが好きだったり、コツコツとした作業が得意だったり、正確かつスピーディーに業務処理を行うことができるという点をアピールするのが良いでしょう。

アパレルの事務職は企画職や販売職に比べると一見地味な仕事ですが、企画や販売のスタッフたちが安心して働けるのも、事務職の人たちのサポートがあってこそ。アパレルの会社にとっては、欠かせないポジションでしょう。自信をもって事務職に応募したという気持ちが伝わるような志望動機にしたいものです。