百貨店の今後の行方

- アパレル業界ニュース -
2017年01月10日

銀座プランタンが昨年末で長い歴史に幕を閉じましたが、また、百貨店の業績不振のニュースが入ってきました。

年々、百貨店の売り上げは減少し、閉店や業績不振が相次ぎ、再編モードに入りつつあるようです。

そんな中、日本一の売上高を誇る新宿伊勢丹本店でさえ、今岐路に立たされているというのです。2017年1月9日の読売新聞では、三越伊勢丹の店舗リストラ拡大のニュースが取り上げられています。札幌、新潟、静岡にある5店舗について、売り場面積の縮小や業態転換を含めた構造改革を行う方向で調整に入っているそうです。この決断に至ったのは、地方人口の減少や消費者の節約志向による業績不振が理由とのこと。交通循環が良くなり、気軽に都心に出られるようになった昨今、地方の百貨店での集客は厳しいようです。また、通販サイトの普及により、より安くいいものが手軽に手に入る時代になったこともまた一つの要因でしょう。

百貨店売上高のピークは1991年。その頃に比べ約6割に落ちている。※百貨店協会出典のグラフより。

百貨店の存続の為、百貨店のブランドイメージを優先するのか、収入を確保するのか。近年では、安定収入を見込めるテナントの誘致の動きが顕著になってきている。ヨドバシカメラやニトリなど都内百貨店の出店予定が続々決まっているようです。

百貨店の信頼やサービス、品ぞろえや特別感を求める消費者に対し、自分らしさや個性といった多種多様な感性を持つ消費者や節約志向の消費者の増加による、消費者の多様化が百貨店業界の不振につながっているのではないでしょうか?

その中でも、やはり百貨店にしかない魅力や発信力を期待したいものです。

【日本大手百貨店グループ】

・三越・伊勢丹(三越伊勢丹ホールディングス)

・大丸・松坂屋(J.フロント リテイリング)

・高島屋

・阪急百貨店・阪神百貨店(エイチ・ツー・オー リテイリング)

・そごう・西武百貨店(セブン&アイ・ホールディングス)

・株式会社東急百貨店