見やすく、わかりやすい!好印象な履歴書を書くためには?

- アパレル業界ニュース -
2015年07月01日

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アパレル業界に限らず、仕事をしたいと思ったときに、用意すべきものが「履歴書」です。アパレル業界での就職活動にあたって押さえておきたい履歴書づくりのポイントについて見ていきましょう。

ポイントは”この人に会ってみたい”

履歴書は採用の第一関門です。採用担当者が履歴書を見て、瞬時に「この人に会ってみたい」と思わせるような魅力的な履歴書である必要があります。そこで、見やすく、分かりやすく、好印象となる履歴書を作るように心がけましょう。

では、具体的に、記載する項目ごとに押さえるべきポイントや注意点を見ていきましょう。

まず、履歴書の一番上に「提出日」を書く欄があります。実際に履歴書を記入した日、提出日あるいはその前日の日付を記入します。年数については西暦か元号表記のどちらでも構いませんが、履歴書全体で表記を統一するようにしましょう。また、この日付の記入は後回しになることも多く、そのため、記載漏れのまま提出してしまうという可能性も。採用担当者に悪い印象を与えかねないので、記載ミスは避けるように気を付けましょう。

次に、「名前」「住所」「電話番号」の記載を行います。「名前」欄に「ふりがな」とあれば平仮名で記載し、「フリガナ」とあればカタカナで記載します。名前を記入する欄中に押印をする箇所があれば押印をすることも忘れずに。印がかすれてしまったり、斜めになってしまわないように、丁寧に押すように心がけましょう。「住所」は都道府県から記載し、「電話番号」は市外局番から記載します。また、履歴書によっては「メールアドレス」欄がある場合も。パソコンでも携帯のアドレスでも構いませんが、現在の勤務先のメルアドは記載しないように気を付けましょう。

次に、「顔写真」を貼る欄があります。この顔写真は、プリクラやスナップ写真はNGです。証明用写真を貼りましょう。ポイントは微笑むような笑顔です。服装は、接客スタイルに合わせるのが良いでしょう。具体的には、ショップのイメージに合ったもの、あるいは実際にショップのブランドを着用すれば、採用者側もイメージしやすく、良い印象を与えることができるでしょう。写真の裏には、自分の名前を書くことも忘れずに。

最後に、「学歴・職歴」欄の記載について。「学歴」を書く前、また、「職歴」を書く前に各々の一行目に「学歴」「職歴」と記入することを忘れないようにしましょう。
「学歴」は高校入学年度から記載することが一般的ですが、小学校、中学校について記載しても構いません。ただし、その場合は、卒業年度のみの記載で十分でしょう。また、「中学」「高校」と略さず、「中学校」「高等学校」と書きましょう。大学や短大、専門学校の学歴については、学部や学科、専攻なども記載します。

「職歴」では、正式名称で会社名を記入します。会社名の横あるいは次の行に、簡単な業種や職務内容を記載するようにします。社名が途中で変更になった場合は、「[旧会社名](現[会社名])」というように、旧社名の横に括弧書きで現在の社名を記載しておくと良いでしょう。記入が終わったら、最終行に「現在に至る」と記載し、その下の行に右寄せで「以上」と書くことも忘れずに。

なお、学歴や職歴が多く、「学歴・職歴」欄に入りきらないという人もいるでしょう。その場合は、すべての学歴や職歴を記載することのできる履歴書のフォーマットを探す必要があります。行が足りないからといって省略することのないように気を付けましょう。

自分を良く知ってもらうためには?

最近は、ネットで履歴書をダウンロードし、パソコンで記入する場合も多いのですが、字がきれいな人は、ぜひ手書きで書くことをおすすめします。字がきれいというのもあなたの特技だからです。なお、手書きの際は、丁寧に書くこと、また、間違った場合は修正液などを使わず、一から書きなおすことに留意しましょう。

また、履歴書のフォーマットによっては、「免許・資格」「趣味・特技」「志望動機」などがある場合があります。これは、あなたを最大限アピールすることのできる項目になりますので、極力記入するようにしましょう。

「免許・資格」では、むやみやたらともっている資格を記入するのではなく、基本的には応募企業と関連性のあるものについてのみ記載するので十分でしょう。ただし、アパレル業界とは一見関係のない資格でも、その資格や経験をアパレル業界で活用する方法を持ち得ているのならば、その旨を記載しても構いません。ただし、その場合は、採用担当者がイメージしやすいように、欄内に説明を記述することも忘れないようにしましょう。

「趣味・特技」では、採用者側があなたの人柄などを判断する材料として見ている場合が多いです。また、面接時に会話を盛り上げるために使われる場合もあるため、記入しておいてプラスになることはあってもマイナスになることはないでしょう。

最後に、「志望動機」欄ですが、書きようによっては、「学歴・職歴」欄や「免許・資格」欄以上に、自己アピールできる箇所です。また、採用者側も、企業の求める人材とマッチしているかどうか、仕事に対する熱意を感じることができるかといった点をこの欄をとおして見るため、しっかりと推敲し、文章を練っておく必要があるでしょう。

丁寧さが大切。好印象な履歴書を

履歴書もさまざまなフォーマットがあります。見やすく、分かりやすく、好印象を与える履歴書になるように、自分の経歴にあった書式を見つけたいものです。フォーマットが決まったら、文章も内容も、丁寧に作り込み、最後に誤字脱字がないかチェックを行いましょう。