VMD(ヴィジュアル マーチャンダイザー)の仕事内容

- アパレル業界ニュース -
2014年08月04日

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ブランドイメージを作り上げる売り場作りのスペシャリスト

アパレルのVMD(ヴィジュアル マーチャンダイザー)は、店舗の内装やディスプレイ全般を主に管理する仕事です。
ブランドのコンセプトのもと、シーズン毎のVMDプランを作成し、各店舗へ運用・実施します。

設計、内装デザインなどの専門知識を要するので、外資系ブランドなどでは、VMDの専門の部署が存在します。

海外ブランドの場合、統一された世界観を表現するため、本国が決めた方針を日本でも忠実に表現すべく、厳しく管理している場合もあります。

また、全国の店舗を回ってディスプレイの変更、チェックをする場合も多く、閉店後の作業等、体力勝負の仕事です。

VMDのおもな仕事内容

シーズン毎のVMDプランの作成
店舗のディスプレイの管理
店舗、イベントの什器の手配・管理
新店舗のストアデザイン

VMDってなに?

近年アパレルで重要視されてVMDの需要も高まって来ていますが、そもそもVMDってなんのことでしょうか。

VMD=Visual Merchandising (視覚的演出効果)
自店の商品を視覚的に訴求する。
要するに、売り場を「見やすく、選びやすく、買いやすい」場所にすることです。
お客様の導線と視覚の流れを考え、商品がより良く見え、買いやすくする売り場をつくりあげます。

店舗のVMDは3つの場所によって構成されています。

① VP =Visual Presentation :ブランド・ショップのイメージを表現する場所
  目的→売り場に入り易くします。
  ショーウィンドウなどがそれにあたります。
  シーズンのテーマや重要な商品をトータルで表現する場所です。

②PP=Point of Sales Presentation:それぞれのコーナーの顔になる場所
  目的→売りたいものを目立たせます。
  テーブルの上や各コーナーのトルソー(マネキン)などです。
  代表する商品や売りたい商品を強調してディスプレイします。
  売上げを左右する非常に重要な場所です。

③IP=Item Presentation :商品を陳列する場所
  目的→選びやすく、買いやすく商品をディスプレイします。
  ハンガーラック、棚など。
  アイテム別、カラー別などで分類してディスプレイします。
  
このような3つの場所に、目的別に商品をディスプレイする事によって、お客様がつい手に取って買いたくなる心理的作用が働くのです。

商品のディスプレイ方法によって、売上げが全く違ってきます。
ディスプレイから接客につながり、売りにつながることがとても多いのです。
それくらいVMは重要な仕事です。

VMDは専門技術がないとなれない?

VMDは、店舗デザインや売り場のPOPデザインなどの技術が必要になる場合が多いですが、設計やデザインを学んでいない人でもVMDになっている人はいます。

VMDに関しては資格やセミナーが豊富に存在しますので、勉強してから目指すのが近道ではないでしょうか。

商品装飾展示技能検定: VMDの知識および技能を検定する唯一の国家資格。
 店頭で実施されるマーチャンダイジングを明確に視覚伝達するために、VMDの知識と感性、商品を魅せる技術を融合し、商品を効果的に陳列、演出表現する技能を有する装飾・展示のスペシャリストを目指す。

セミナー:VMDに関するセミナーは企業や団体によって数多く開催されています。 
 短期のワークショップや、インストラクターを目指す長期のセミナーなど内容は様々。VMDの職業の方だけではなく、店舗やマーケティングの人も多く参加しています。