雑貨バイヤーの仕事とは?

- アパレル業界ニュース -
2015年06月02日

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雑貨のバイヤーはお店で扱う商品を仕入れるなど、アパレルの中でも重要なポジションを担います。日本だけではなく海外まで買い付けを行うなど、語学や知識が必要です。ではどのようにすれば雑貨のバイヤーになれるのでしょうか。今回はそんな雑貨バイヤーのお仕事についてご紹介いたします。

1.雑貨のバイヤーの仕事
雑貨のバイヤーの仕事は、アパレルやセレクトショップなど、雑貨を扱う店舗で販売する商品を仕入れることが中心です。仕入れや買い付け以外にもジャンルの新規開拓など、お店の明暗を占う重要な役目です。

海外での仕入れ・買い付けを行う際には、流行の最先端となる品物を渡り歩いて探します。希少価値の高い商品の買い付けが行えるよう、現地のアンティークショップや蚤の市など、さまざまな場所へ出向き、販売者と交渉をします。

買い付けを行うとき、今までの流行とは少し異なる「新規開拓」の商品を探す必要もあります。これは、バイヤーにとってやりがいのある仕事であり、腕の見せ所です。日本ではまだ認知されていない商品であっても、販売すればヒットする可能性もあるので、自身のひらめきや感性を大事にしましょう。

日本だけではなく海外の中でも、商品価値が正しく認知されていない商品があります。日本では高値で販売されているものでも、海外では安価で販売されているケースもあるので、宝探しをしている感覚になるかもしれません。

2.雑貨のバイヤーになるには
雑貨のバイヤーになるには、さまざまなスキルが求められます。ここでは、必要な能力を見てみましょう。

まず、商品の情報を仕入れるには、日本国内だけではなく、海外まで視野を広げる必要があります。トレンドは移り変わりが激しいため、幅広い情報源を確保しなければなりません。常に流行を把握しながらアンテナを張り巡らせていると、思わぬ掘り出し物に出会えるチャンスがあります。

また、バイヤーは世界各国に出向く場合もあります。現地での価格交渉や買い付けなどのコミュニケーションが発生する為、英語だけでなく、アジア・ヨーロッパ各国に出向き、現地の取引先担当者とコミュニケーションできる語学力が求められます。より魅力的な仕入れを行うために、交渉時に必要な語学力を身に付けておくとよいでしょう。

3.雑貨バイヤーの話
雑貨バイヤーの仕事は、一般のお客様からはなかなか見えにくいものです。ここでは、実際にバイヤーとして働き始めた方の話をご紹介します。

・新卒者の声
新卒採用で入社後、雑貨バイヤーになった方について見てみましょう。

彼は、バイヤーとして店舗での販売、接客といった基本知識を習得すべく、ショップスタッフを任されました。現場で働くなかで、お客様が求めているアイテムやトレンドの傾向を体感した後に、バイヤーとしてステップアップします。データ分析に基づいた販売予測だけでなく、店舗で得たリアルな情報をもとに、現地での買付担当者となりました。

バイヤーになったとはいえ、彼は一切の資格を持っていません。トレンドやデータ分析力、自分のセンスや経験さえあれば、さまざまなヒットアイテムを見つけることができるポジションがバイヤーなのです。

・転職者の声
キャリアがある方が、異業種から雑貨バイヤーに挑戦した例をご紹介します。

彼は、アパレルとは無縁の世界でしたが、前職では海外出張経験がありました。しかし、ファッションの仕入を行い、アパレル業界で活躍したいと一念発起。海外担当のバイヤーとして働き始めました。

最初は現地取引先とのコミュニケーションに苦労したそうですが、諦めずに続けるうちに、次第に世界各国でコネクションが増えました。現地からの情報網があり、掘り出し物のアイテムを見つけ、店舗で売ることに喜びを感じているそうです。

4.まとめ
雑貨バイヤーは、国内での取引はもちろん、海外に出向いて商品の仕入れることが仕事です。そのため、覚えなければならないことも多いですが、頑張った分のやりがいや感動が期待できると思います。

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