プロ人材の活用に進化

- コンサルタントの独り言 -
2023年11月01日

専門的知識を持つフリーの「プロ人材」が4年前と比べ3倍に増え、経営戦略策定や人事制度改革など担い手を正社員で固めてきた領域も任されつつある。
人材戦略が優秀な社員の囲い込みから外部人材の他社との「シェア」に変わり始めた。このプロ人材には個人事業主のほか、会社に勤めながら副業として他社の仕事をする人も含む。

プロジェクト毎に出社日数や報酬を決め、数ヶ月から1年単位で契約する。依頼業務は、組織の中枢領域の業務が増えている。
アパレルでは、従来のデザイナー、MDからWEB、情報システム、新規事業開発、海外戦略、経営戦略業務の中枢領域の業務が増えてくるであろう。

拡がる背景には専門人材不足とフリーランスで働く人の増加がある。
従来、総合職での採用が多く、専門的スキルを持った働き手が少ない点から人材の流動性が低く中途採用でも確保しきれないのが現状である。

企業は優秀な人材を囲い込んで事業を拡大してきた。
今後は育成に加え、外部専門人材を使いこなせるかも成長に左右する段階に来た。少子高齢化で働き手の不足はさらに強まり、より他社とシェアするプロ人材で「質」を補い生産性を高めることが国際的産業競争力向上に欠かせない。

文/島崎淳 (Jun Shimazaki)