ユナイテッドアローズ駅ナカ業態10年で幕

- コンサルタントの独り言 -
2022年02月01日

1月30日でユナイテッドアローズの駅ナカ業態「ザステーションストア ユナイテッドアローズ」全店舗の営業が終了する。2011年11月に表参道に1号店を開いた業態は10年で姿を消すことになる。駅ナカの立地はコロナによる鉄道利用者の減少により客数の減少に直面する。

05年にJR東日本が大宮、品川構内に設けた商業施設「エキュート」が成功をおさめ駅構内の商業施設が開業した。当初の飲食からファッション系も出店し、「ユニクロ」「無印良品」ワールド、アダストリア、パル等の10坪前後の出店が続いた。

駅ナカ立地の強みは圧倒的な通行量。1日に店舗前を4万人以上が通り、2千数百人が10数坪のの店に入店する。こんな好立地店舗はない。だが、コロナウイルスの感染により東京メトロ3駅の1日当たりの輸送人員は、コロナ前19年4月~9月が783万人だったのが、21年4月~9月は504万人で36%減った。OL向けのMDもリモートワークで苦戦を強いられる。

コロナで移動が制限され自宅周辺が生活の中心になる新常態は、地元スーパーを除くほとんどのリアル店舗は逆風となる。これからはSNS、EC等のデジタルマーケティングが代替えになり小売りの哲学である「未知へのお客様との接点」に向けた新業態開発に期待したい。

文/島崎淳 (Jun Shimazaki)