アパレルの正社員-契約社員- 派遣社員(雇用形態の違い)

- アパレル業界ニュース -
2014年10月29日

正社員

何が一番自分に合うか見極めるのが大切!アパレルの雇用形態

アパレル業界で働く場合、通常の仕事と同じように正社員・契約社員・派遣社員などの雇用形態があります。契約内容はそれぞれの形態によってかなり異なるもの。事前にどの契約形態が自分にあっているか、良く調べて応募する事が重要です。
今日はアパレルでのそれぞれの雇用形態の内容やメリット、デメリットを見てみましょう。

アパレルの正社員

他の業界・企業と同じように、アパレルで働く場合も正社員は他の契約形態よりも比較的安定しています。

正社員のメリットは…
■ 給与面での優遇
長期にわたって働く事によって昇給がある。ボーナスがあるなど。
■ 社会保障や福利厚生が手厚い。
社会保険や厚生年金、確定拠出年金の制度などが手厚いと個人の負担も軽減します。また企業にもよりますが、ホテルやスポーツジム等の施設の割引制度などの特典がある企業も。
■ 社会的な信用度も高い。
正社員というと世間一般や、住居の賃貸契約時などに信頼度が高く有利。
■ よほどの事がない限りクビにならない

デメリットは…
■ 地方・海外等への異動の可能性がある。
■ 残業、休日出勤が多い
アパレル業界はまだまだ残業時間が多い企業があり、サービス残業することも。イベントやセールなどで休日出勤することもあります。
■ 比較的他の契約形態より自由度は低く、拘束も多い

アパレルの契約社員

契約社員は働く期間や内容、給与などの条件が契約によって定められている社員の事です。半年や一年など定められた期間が終わったら契約は終了します。そのまま契約満了になる事もありますが、再度契約を結んで長く働く場合もあります。
近年はデザイナーやパタンナー、MDなどを契約社員で雇用するアパレル企業は多くなっています。

契約社員のメリットは…
■ 期間が決められていて企業の負担が少ないため、比較的職を得やすい
■ 専門性の高い仕事を任せられると、給与が高い
■ 労働時間、労働条件、勤務内容、仕事内容を雇用主との話し合いによって決められる
■ 残業時間がコントロールしやすい
■ 転勤がない
■ 正社員へのキャリアアップが可能
■ 数ヶ月後、数年後のライフプランのある人に良い。
パタンナーやデザイナーでフリーランス希望の人は、契約社員として働くとライフプランを立てやすいでしょう。

デメリットは…
■ 契約期間が満了すれば仕事を失う可能性も
■ ボーナス、退職金がない場合が多い
■ 育休や介護休暇が無い事が多い

アパレルの派遣社員

アパレル業界で特に販売職は派遣社員の多い職種。好きなブランドやエリアで働くのには転勤などのない派遣社員がぴったりです。プライベートな時間が取りやすいので、空いた時間に資格の勉強をしたり、キャリアアップの時間に当てている人も多いようです。

派遣社員のメリットは…
■ ライフスタイルやスキルに合わせてお仕事を選べる
■ ブランド、勤務地、時間などを選べる
人気のブランドやエリアを選べるのは仕事へのモチベーションにもつながります。
■ サービス残業がない
■ 給与が比較的高い
■ 自分に向いている仕事を派遣会社が探してくれる為、自分では探せない仕事が見つかる
■ 今までに身につけたスキルを活かせる仕事に就ける
■ 派遣会社の担当者に、仕事の悩みや問題を相談できる
■ 残業時間をコントロールしやすい為、プライベートと仕事の両立がしやすい
■ 正社員へのステップアップになる

デメリットは…
■ ボーナスがない
■ 交通費が出ない
■ 社会的な信用度が正社員より低い

派遣社員というと、正社員と比べて評価されにくいのでは?といった不安や疑問が抱かれますが、そんなことはありません。
近年アパレル業界では派遣の求人や派遣社員の需要が増えており、その後のキャリアアップも十分に可能です。