トレーナーに必要なスキル

- アパレル業界ニュース -
2014年11月23日

ファッション販売能力検定

様々な知識とスキルが必要なアパレルのトレーナー

アパレルのトレーナーは、店舗や社内のスタッフ、新人から、マネージャーなどの管理職まで幅広く社員の教育を行う仕事です。

トレーナーは全くアパレルでの業務経験のない新人から、経験も知識もあるベテランまでトレーニングする為に、膨大な知識と高いスキルが要求されます。
多くのトレーニングを行うので、必要な知識の内容は多岐に渡ります。
例えば、新人向けのトレーニングに必要な知識には、社会人としてのマナーやアパレル業界、商品の基本的な知識、販売・接客のスキルなどの基礎的なものがあります。
また、店長などの管理職向けのトレーニングの為には、スタッフの指導方法やチームビルディングなど店舗運営の方法など、上に立つポジションに必要な知識がなければなりません。
また、他の専門的なトレーニングを行う為に必要なのは、アパレルの専門的な知識である、繊維製品の取り扱いや品質表示、アパレルに関する法律などが挙げられます。
一部のラグジュアリーブランドなどではお客様とのディナーに参加するスタッフも多い為、テーブルマナーやワイン講習会などのトレーニングをする企業もあり、アパレルだけではない幅広い知識を要します。

トレーナーが必要なスキル

◼︎ プレゼンテーション能力
良いトレーニングを行うには、分かりやすく効果的なプレゼンテーションが必要です。
トレーニングを受ける人が理解しやすい話し方、ビジュアル的にも分かりやすい資料、話すだけでなく、受ける人に考えさせるような内容。同じトレーニング内容でも、開催する人によって理解度や役立ち度はまったく違ってきます。いかに実践に使用できるトレーニングにするかは、トレーナーのプレゼンテーション能力にかかっています。

◼︎ 指導力
トレーニングでの指導はもちろん、トレーナーはスタッフから接客方法などについて相談を受ける事も多いポジション。スタッフを指導する力も重要です。自ら問題点を割り出し、そこからどう解決するかを考え、スタッフに教える高い指導力が必要でしょう。

◼︎ コミュニケーション能力
トレーナーは店舗の販売スタッフをはじめとして、社内のあらゆる人々と関わるポジション。時には厳しくトレーニングする事も要求される為、高いコミュニケーション能力が必要です。

トレーナーに役立つ資格、検定

アパレルのトレーナーに役立つ、またはトレーニングに関連する資格は多く存在します。
◼︎ ファッションビジネス能力検定(日本ファッション教育振興協会)
◼︎ ファッション販売能力検定(日本ファッション教育振興協会)
◼︎ ファッション色彩能力検定(日本ファッション教育振興協会)
◼︎ ファッションコーディネート色彩能力検定 (社団法人 全国服飾教育者連合会)
◼︎ カラーコーディネーター検定試験(東京商工会議所)
◼︎ 洋裁技術検定(日本ファッション教育振興協会)
◼︎ 和裁検定(東京商工会議所)
◼︎ パターンメーキング技術検定(日本ファッション教育振興協会)
◼︎ 毛糸編物技能検定(日本編物検定協会)
◼︎ レース編物技能検定(日本編物検定協会)
◼︎ フラワーカラー検定(フラワーデコレーター協会)
◼︎ パーソナルカラリスト検定 (一般社団法人 日本パーソナルカラリスト協会)
◼︎ 色彩技能パーソナルカラー検定 (NPO法人 日本パーソナルカラー協会)
◼︎ 骨格診断ファッションアナリスト検定(一般社団法人 骨格診断ファッションアナリスト認定協会)
◼︎ メイクセラピー検定(NPO法人 日本人材教育協会)
◼︎ JNAネイリスト技能検定(NPO法人 日本ネイリスト協会)
◼︎ きもの文化検定(社団法人 全日本きもの振興会)
◼︎ ジュエリーコーディネーター検定 (社団法人 日本ジュエリー協会)