転職に対して不安が…どうしたらいい?

- アパレル業界ニュース -
2015年05月26日

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「転職を考えてはいるが、なんとなく不安で行動に踏み切れない」という人は少なくありません。このような人が、次の一歩を踏み出すにはどうしたら良いのでしょうか。

1.転職という選択
転職を考えているものの、なかなか一歩が踏み出せないという人には何らかの理由があるはずです。たとえば、「転職活動をしても、不採用が続いたら、自分のキャリアに自信が持てなくなりそう」「現状打破はしたいが新しい環境になじめるか不安」といったものや、特に人間関係が理由で転職を考えているときなどは「転職しても同じ悩みが出てきてしまうのではないか」といったことで、躊躇してしまうかもしれません。

転職に二の足を踏んでしまうという人は、今一度、転職という選択が自分にとってベストな答えだろうか?と自問してみましょう。まずは、いまの会社で働き続けると仮定して、「現状にどのような不満があるのか」「どのように改善すれば満足して働くことができるのか」という点について自分なりの答えを出してみることです。そして、自分のキャリアプランなどを考慮した上で、「数か月、数年経ってもその状況は改善されないのか」「転職によってその不満は解消され得るのか」という観点からも検証することが必要です。

現在の自分とこうありたいと思い描く未来の自分の姿を比べれば、自分が何をすべきかが見えてくるはずです。そして、やっぱり、転職がベストな選択だと自分の中で納得することができたとき、一歩を踏み出す勇気が湧いてくることでしょう。

2.現職場の人と話し合う
会社に対してあるいは上司や同僚に対して不満を抱いて転職を考えるに至ったときは、自分と似た立場の人に相談してみると良いでしょう。可能であれば同じ職場で働く同僚に、抱えている悩みや不満について、一度話を聞いてみましょう。自分とは違った視点を得られるかもしれませんし、新たな気付きをもたらしてくれるような客観的かつ的確なアドバイスをもらうことができるかもしれません。

場合によっては不満を解消するためにチームや会社に働きかけるなど力を貸してくれる場合もあるでしょう。ネックになっている状況が改善されれば、転職をせずに済むかも知れません。逆に、誰かに相談することによって、自分の思いが明確になり、結果的に転職に踏み出すきっかけになるかもしれません。

このように話をした上で、やはり転職をしたいと考えるなら、自分のやりたいことが実現できる職場を探しましょう。業界研究本やビジネス誌、転職エージェント、人の紹介など、転職先を探す方法はたくさんあります。

3.業界や企業を調べ、話を聞きに行く
転職をしたいと思っているけれども、なかなか一歩を踏み出せないとき、転職をすることで拓ける新しい世界が具体的にイメージできていないという可能性があります。

転職を意識しだしたら、自分のやりたいことが実現できそうな業界や企業をまず調べるのが一般的です。この時に、各社のホームページを見るだけではなく、実際にその会社に足を運んで見学してみることをおすすめします。可能ならば、ツテを使うなどしてその会社の社員と直接話ができるとなお良いでしょう。たとえば、アパレルショップのスタッフという職業に興味があるなら、買い物ついでに、店舗スタッフに話を聞いてみても良いでしょう。直接話を聞けば、その企業・ショップで働いているイメージはぐんと湧きますし、早く新しい世界に飛び込みたいというモチベーションが高まり、転職活動に拍車がかかるのではないでしょうか。

4.最後に
転職をする前には、恐怖心や不安、心配など、ネガティブな気持ちになることは多くの人が経験することですが、そのような思いに駆られるのは往々にして、転職活動の先が見えないからではないでしょうか。逆に言えば、転職活動によって、自分のこれからのキャリア、チャレンジしたい業界・会社の姿を知ることで、そうした後ろ向きな気持ちは消えていくはずです。ぜひ、ポジティブなイメージを膨らませて、充実した転職活動にしましょう。