店長(ショップマネージャー)の仕事内容

- アパレル業界ニュース -
2014年10月28日

店長

店舗の運営をまとめるリーダー 店長(ショップマネージャー)の仕事

アパレルショップの店長(ショップマネージャー)は、売上げの管理、スタッフの育成、集客ある店作り、商品の管理…など、あらゆるショップ内での仕事、また本社や百貨店などの外部との仕事の総責任者です。
仕事内容は多岐に渡っており、それだけプレッシャーも多いポジション。その分売上げを達成した時やスタッフの成長、その後のキャリアアップなどやりがいも多い職種です。

どんな仕事をやるの?

店長・ショップマネージャーはショップでの様々な仕事を見ますが、細かい仕事内容はどのようなものでしょうか。

まず、売上の管理が一番重要な仕事です。そのショップの年間、シーズン、月ごとの売上げなどを細かく見て、どうやったら売上げを伸ばして予算を達成できるか。ここが仕事のポイントとなります。
日々の売上げをチェックし、どこを改善したり伸ばしたりしてゆくかを分析して実行する。それが店長の仕事の基本です。

その為には効率よいショップの運営ができるよう、スタッフの指導、育成が必要です。
アパレルの販売スタッフは比較的出入りが多く、常に新しいスタッフが入ってくる、なんていう事も。

副店長やチーフ等の部下を育てて、彼らが新しいスタッフを育成できるような仕組みを作らなければなりません。また、アパレルは個性の強い人が多いのも特徴。人間関係が難しい職場も多くあります。スタッフが働きやすい環境で、良いチームワークづくりができるよう指導します。
また、集客のある店づくりも店長の大切な仕事。ディスプレイやお客様の買いやすい動線づくり、商品の配置などにも気を配ります。

その他にも、商品の管理、販促やイベントの企画、顧客の管理、お客様のクレーム対応、百貨店・本社などとのやりとりなども重要な仕事です。何か問題が起こったら、最終的に解決・決断しなければならないのが店長です。

良い点、メリット

ショップの責任者という重要なポジションなだけに店長の仕事の良い点はたくさんあります。
まず、ショップを引っ張って行く為にリーダーシップ力がつきます。
また、様々な事を常に見なければならない為に広い視野でものを見られるようになります。

メリットとしては、一つの店舗をまとめていた実績がキャリアアップにつながる事が挙げられます。店長から本社勤務への転身、他ブランドや、より高級なブランドへの道が開ける場合もあります。
売上げの実績を認められて、他ブランドから引き抜かれることもあるようですよ。

大変な点

店長はお店の全責任者。それだけにプレッシャーも多い仕事です。
特に売上げに関してはかなり厳しく、売上げが行かない店舗は本社の営業担当からきつい追及をされる場合も。売上げを上げる様々な努力が求められます。

また、アパレルで勤務する人は個性が強く、スタッフの人間関係を調整するのが大変な事も。スタッフ間の仲が悪くなるとチームワークが崩れ、仕事の効率が下がってしまう為にスタッフの人間関係がスムーズに行くように調整をしなければなりません。

店長に必要なスキル

このように、店長は様々な仕事内容を抱え、責任も大きい為に、求められるスキルも多くなります。

■ 数字管理能力
■ 商品知識
■ 情報収集能力
■ マーケティング能力
■ リーダーシップ
■ 指導力
■ 人の意見を聞ける
■ 決断力
■ トラブル対応能力
■ スタッフから信頼されること

売上げを上げられるショップは店長の力が大きく、さらにチームワークがよいショプである事が多くあります。店長が売上げの数字ばかりを追いかけるのではなく、「アパレル販売の仕事が面白くて好き」とスタッフが感じられる雰囲気づくりができるとスタッフの満足度も高く、離職率も低い良い職場になるのではないでしょうか。