2026.02.02

The Way We Were

間もなく公開される「ランニングマン
スティーブン・キング原作で、今回が2度目の映画化になる
悪役で出演するジョシュ・ブローリンの演技が楽しみ

彼を意識するようになったのは「ノーカントリー」あたりから
ボーダーライン」シリーズで完全にファンになった

派手ではないが、画面に立つだけで空気が変わる
年齢を重ねるほど存在感が増す、渋い

調べてみると、父親はジェームズ・ブローリン
自分が6歳の誕生日の直後に、初めて劇場で観た洋画「ウエストワールド」の準主役だった

あの映画を観たのは、今のOSビルが建つ前にあった旧OS劇場
帰りに阪急三番街のグルメで食べたビフカツサンドが美味しかった
苦手だった動物性食品を初めて食べた日でもあった

なぜそこまで細かいところまで覚えているかというと
あの時、怖さと面白さが同時に来て、たぶん人生で初めてアドレナリンが出たからだと思う

ちなみにジョシュ・ブローリンの元妻は我々世代の憧れのダイアン・レイン
そして父の現在の妻は、バーブラ・ストライサンド
名前を並べると、すごい一家だ

バーブラ・ストライサンドといえば
「The Way We Were(追憶)」
幼少期の初聴からずっと好きな曲

なぜこんなに沁みるのか
今検証してみると、この曲は不思議な作りをしている
明るいメロディなのに、どこか切ない
具体的な出来事を語らないのに、聴く側の記憶が勝手に立ち上がってくる

この曲は、「思い出」を歌っているというより、
思い出すという行為そのものを音楽にしている

だから初めて聴いたはずなのに、懐かしい
自分の過去を知らなくても、どこかで生きてきた時間に触れられた感じがする

OS劇場で一緒に映画を観た父親は既に他界した
母親も、施設で介護を受けている

あの頃は、ただメロディが好きだったThe Way We Were
今は、歌詞も、声の震えも、全部が沁みる

映画も音楽も、観ている時間だけのものではない
時間が経ってから、静かに人生の中に混ざってくる
それが本当にわかる年齢になったということか

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