2026.02.06

無手勝流

最近、AIに置き換えられる可能性があるSaaS企業の株価が下落しているというニュースを目にした
便利なものを提供していたはずが、その便利さごと上位のAIに飲み込まれていく

以前から業務効率化の名のもとに多くの企業がSaaSを導入してきた
我々も例外ではない
ただ最近、少し違和感を感じてきた
ツールを増やすほど業務が軽くなるどころか、管理や運用で人が疲弊する
コストも、連携も、覚えることも増える

そこへAIが全部まとめてやってしまう可能性が見えてきた
プラットフォームのはずのSaaSが、逆にAIに吸収される側に回る
導入する側としては、焦って契約を増やすほど身動きが取りにくくなる
そのリスクも顕在化してきた

そんなことを考えながら思い出した話
剣豪・塚原卜伝の「無手勝流」
船上で挑発してきた相手に対し、卜伝は島へ上陸させ、自分は船を離した
刀を抜かずして勝った

勝つとは、相手を倒すことではない
争いの土俵に立たないこと

作る側、増やす側で戦うと、すぐにコモディティになる
囲い込みも長続きしない

だから焦って武器を増やさない
契約を増やさない
抱え込まない

AIに置き換わる可能性のあるものは、いずれ必ず置き換わる
その時に身軽でいられるか

無手勝流とは、何も持たないことではない
余計なものを持たないこと

振り回されず、静かに構えておく
無駄な戦いには入らない

今週もお疲れ様でした

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