自己啓発書は、基本的に悩まない
少なくとも、悩んでいるようには見せない
断定する
「こうすればいい」
「続ければ変わる」
「やればできる」
断定は一つのメソッド
迷っている人に方向を示すには、
ある程度の強さが必要になる
自己啓発書は何冊読んでも、
結局言っていることはほぼ同じ
・習慣を整える
・継続する
・環境を変える
・思考を変える
もし自己啓発の名著と呼ばれる一冊を、
その通りに完璧に実行できたなら、
成功確率はかなり高まる
ただ、
その通りに出来ないのが人間というもの
だから人は、
途中で頓挫し、
また別のメソッドを探す
新しい本、
新しい理論、
新しい言葉
だが本質は、
どれも大きくは変わらない
普遍的な成功法則として語られる
それ自体は間違っていないが
それは同時に、
ある種の「量産型の成功像」に
自分を合わせていく作業でもある
そこに違和感を覚える人が多い
実は自分も、
2019年に
『一流たちの潜在意識2.0』という
自己啓発書を出している
燻っている人のためにに本気で書いた
誰かの人生好転の一助になった自負はある
しかし正直に言えば、
本当に人のためになるとはどういうことか、
ここ数年で
自分の考え方にも変化があった
強い言葉で導くこと
成功法則を示すこと
それも一つの役割だが、
それだけでは届かない層がいる
むしろ、
迷いながら生きている姿を見せた方が、
届く場面もあると感じている
本当の成功とは、
どこかの型に自分を押し込むことではなく、
素に近い自分のまま、
物事を成し遂げることではないかと思う
最近、もう一つ感じていることがある
人は、
悩まない人に心を開かない
正確には、
悩んでいないように見える人に対して、
本音を見せない
悩みがない人間はいない
それでも揺れている姿を見せない人には、
人はどこかで距離を取る
だからといって、
寄り添うだけでも足りない
「わかるよ」だけでは、
現実は動かない
自分の弱さや迷いを、
適度に開示すること
その上で、
それでも歩いている姿を見せること
断定だけでもだめ
共感だけでもだめ
弱さを見せた上で、
それでも前を向く
それが一番、
誰かの役に立つのかもしれない


