映画『蒲田行進曲』で印象に残っているセリフがある
松坂慶子演じるヒロインが言う
「女にはね、何よりもね、いつも一緒にいてくれる人が一番なのよ。銀ちゃん、そばにいてくれないじゃない」
中学生の頃に観て、女性心理ってそういうものなのか、
と思った記憶がある
最近、風俗スカウトやホストの問題が世間を騒がせている
摘発も続いている
なぜ彼らに引き込まれるのか理解できない
ただ一つ言えるのは、
彼らはとにかく、そばにいる
朝「おはよう」
昼「ランチ何食べるの?」
夕方「お仕事お疲れ様!」
寝る前「おやすみ、また明日ね」
こまめに連絡をする
返信がなくても送る
「常に気にかけている」という状態を作る
それは、好意というより
存在の常駐に近い
人は、遠く離れたところから本当に大事に思ってくてる人よりも
近くにいて、毎日声がけしてくれる人に心を開く
これは、性別の問題ではなく
人間の構造だと思う
では、警察が取り締まれば解決するのか
啓蒙すれば防げるのか
それでは足りないようだ
本当に効くのは、
もっと身近な場所
家族、恋人、友人、同僚
普段の生活の中で「そばにいる」人たち
特別なことはしなくても良い
まめな連絡でも、
雑談でも、
顔を合わせる時間でもいい
人は、
完全に孤立したときに
一番弱くなる
逆に言えば、
そばにいる人がいるだけで、守られる
世の中は、
孤独の隙間に入り込むビジネスで溢れている
だからこそ、ビジネスではない関係が重要になる
そばにいるだけでいい
ただ、それを意外と人はやらない


