2026.03.05

非常階段

高校1年生の秋

京都大学西部講堂で行われたライブに行った
東の変態パンクバンドの雄 スターリン
西の変態ノイズバンドの横綱 非常階段

そのジョイントライブの名前が
「スター階段」
今でも語り継がれる伝説のライブだ

当時15歳
何をやってもうまくいかない少年だった

小学校からの同級生で
小川君という新しもの好きの友達がいて
彼の影響でパンクを聴き始め
ライブハウスにも通うようになった

ラフィンノーズ
COBRA
ZOUO

関西ハードコアにハマり
小さな箱に通い続けていた

そして初めて行った
1000人規模のライブ
それが「スター階段」だった

内容はと言うと

ノイズ
悲鳴
絶叫
臓物
汚物
バイオレンス

非常階段の女性ボーカルは
悲鳴のような声で絶叫し
ギターの林氏は
ショベルを持って客席を追いかけ回す
ミチロウは
お約束の臓物投げ

ライブ終盤に向けて
さらに過激さは増していく

そして
生涯忘れられない光景を目撃する

会場に敷かれていた座席代わりの畳
それを客席とステージのメンバーで
投げ合いが始まった

これってライブ?
15歳の自分はただ呆然としていた
衝撃でライブ後数日間ボーッとしていたが
何かが吹っ切れたような気がした

確実に人生のターニングポイントになったと思う

あの貴重なライブ音源は
オーディエンス録音で
30年後の2023年に「スター階段」としてCD化されている

録音状態は良いとは言えない
だが聴くと
あの時の恐怖と緊張感が蘇る
毛穴が全部開くような感覚だ

またスター階段以降
合体ユニットはシリーズ化し
原爆オナニーズ
頭脳警察
BiSや
初音ミクまで
○○階段として
真面目に変態的に
どこにもないパフォーマンスを生み出している

その軌跡が2013年
DVD付きで非常階段ファイル」として発売されている

あの体験が
困難な世の中を生きる上で
何かの役に立っている

うまく説明はできない

そういえば
いつも一緒にライブに行っていた
小川君は元気だろうか

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