東日本大震災から今日で15年
あの日、あの時間は新宿のオフィスでミーティング中だった
10階建てのペンシルビルの7階にオフィスがあり、揺れに揺れた
大阪から移住して8年が経っていた
イメージでは東京の方が地震が多い
実際に多かったし、いずれ大きな地震が来るとも言われていた
本当に来た
しかし関東の人は、あの規模の地震の経験は無かった
2回目の揺れがおさまった時、
関東中心に生活してきた社員は通常業務に戻ろうとしていた
私は阪神大震災を経験している
「この揺れ具合だと、たぶんどこかでとんでもない被害が出ている」
直感でそう思い、
社員に急いでコンビニで飲料や食品を買いに行かせた
オフィスの窓を開けて外を見ると、
不安になって外に出てきた人で溢れていた
オフィスにあったポータブルテレビで
津波の映像をリアルタイムで見た
社員たちは悲鳴をあげていた
結局、帰宅できたのは翌日の昼だった
同じようにオフィス街で一夜を明かした人たちが
続々と帰路についていた
家までの道中、
笑顔の人は一人もいなかった
みんな無言だった
15年も経ったのか
あの日に生まれた子供が
中学校を卒業する年月になる
私の息子も
まだ幼稚園児だった
緊急地震速報のあの警告音に怯えていたのを覚えている
その息子も今は大学生になった

