2026.03.17

Ain’t No Mountain High Enough

今日は新入社員研修2日目

初日ほどの強度ではなかったが、少し緊張が緩んだことで、逆にメンタルの弱さが出る社員もいた

こういうのはよくある

初日は気合いで持つ
周りも見えていないし、とにかく必死だから、何とか食らいつける
でも2日目あたりになると、少しだけ空気が見えてくる
自分の立ち位置も、周りとの違いも、うっすら分かり始める
そのへんで、心が落ちる者がいる

社会に出るというのは、そういうことだ

学生の頃みたいに、気の合う人とだけ付き合っていればいいわけではない
苦手そうな空気の人とも同じ場にいなければならないし、自分の気分に関係なく、時間は進む
できる奴もいれば、すぐ馴染む奴もいる
その横で、自分だけが置いていかれる気がすることもある

華やかに見える仕事も、実際は地味な反復の積み重ねだし、
笑顔の裏で、誰もが少しずつ無理をしている
大人はみんな平気そうな顔をしているが、
本当はそれぞれ、自分なりの山を越えながら生きている

乗り越えてほしいと思う
いや、ここは一度、乗り越えてもらわないといけない

私の生まれ年、1967年にリリースされた曲で一番のフェイバリット
マーヴィン・ゲイ&タミー・テレルの
Ain’t No Mountain High Enough

越えられない山はない
深すぎる谷はない
荒れ狂う川もない
あなたから離れない

昔のソウルには、
こういう真っ直ぐな言葉を、恥ずかしげもなく真正面から歌い切る力があった
しかも、優しさがある
包み込むような強さがある

若い社員たちを見ていると、
今の彼ら彼女らに必要なのは、難しい理屈より、こういう言葉なのかもしれない

大丈夫だ、と
今日きつくても、それで終わりじゃない、と
今は越えられないように見える山も、
少しずつ足を前に出していけば、いつか景色が変わる、と

もちろん、現実はそんなに甘くない
根性論だけでどうにかなるほど、仕事は単純ではない
向き不向きもあるし、
逃げた方がいい場面も人生にはある

でも、少なくとも最初の山は、
一度は登ってみないと分からない

『天使にラブ・ソングを…』のオールスターズによるエンディングも良かった
あの祝祭感のある高揚は、何度観てもいい

しんどくてもいい
少し落ちてもいい
また明日来ればいい

越えられない山はない

本当にそうか保証はできない
でも、そういう言葉が必要な日がある

今日は、そんな歌を心の中で流しながら、新入社員たちを見ていた

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