2026.05.08

酔いどれ天使

今日は野毛で、かなり飲んだ

そういう夜に、ふと聴きたくなるのが
酔いどれ天使の異名で知られるトム・ウェイツ

声は、しゃがれている
壊れたスピーカーのよう
場末のバーで、夜明け前に誰かが独り言を言っているようでもある

それが酔った夜には心に沁みる
トム・ウェイツ本人は、現在は酒を飲まないらしい
でも、あの声は完全に酒場の飲んだくれだ
酔っぱらいの悲しさ、滑稽さ、どうしようもない人間臭さがある

実は、あれは単なる酔っぱらいの声ではない
酔っぱらいを見てきた人間の声だ
あるいは、酔っぱらいだった時間を通過して客観的に見ている人間の声だ

トム・ウェイツは、俳優としても良い味を出している
30本くらい出演している
全部はフォローできていないが
ランブルフィッシュ
ダウンバイロー
さらば愛しきアウトロー
リコリス・ピザ
が良かった

彼の曲で好きなのは、やはり「Downtown Train
ロッド・スチュワートのカバーでも有名だが、トム・ウェイツ本人が歌うとざらついた切なさがある
都会の夜を走る電車
すれ違う人たち
届きそうで届かない想い
胸に残る

夜の街を少し歩いたあとに聴くと良い
野毛で飲んだ帰り道に合う
酔った夜に聴きたくなる音楽

トム・ウェイツの声
しゃがれていて、ざらざらしているが
そこにしかない優しさがある

今週もお疲れ様でした。
良い週末を!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です