2026.06.08

Dear Friends

6/4は亜無亜危異のマリの命日だった

2017年6月4日
それは亜無亜危異再結成ライブまで1ヶ月を切っていた頃だった
中学生の頃に夢中になった亜無亜危異がオリジナルメンバーで観られる
そんな期待が高まっていた時の訃報だった
同門出身のポン友であり、現在当社の専務に就任いただいている若濱さんと一緒に行く予定だったので、二人で非常に残念がった

マリこと逸見康成
亜無亜危異のサイドギタリストである
マリといえば亜無亜危異が絶頂期の頃、バンドがより多様な音楽性へ発展を遂げようとしていた矢先に元妻への傷害事件を起こし服役した
その結果、亜無亜危異は活動停止となる

その元妻とはPERSONZのJILL
被害者でありながら何度も面会に訪れたという
面会に行くたびにマリは落ち込み、泣いてばかりいたらしい
その姿を見てJILLが詞を書いたと言われているのがDear Friendsである

「あぁどんなに悪い夢見ても そばにいていつでも待っててくれる
あぁいつでもそんな仲間たち」

“そんな仲間たち”とは亜無亜危異のメンバーのことだろう

マリ出所後の1994年にはCD化もされた再結成ライブがあった
そして2013年には新曲を提げて再び一夜限りの再結成ライブ
結果的にそれがオリジナルメンバー5人による最後のライブになった

2017年の4人での再結成ライブ後、亜無亜危異は本格的に再始動する
皮肉にもマリの死がメンバーの結束を固めたように見えた

2023年には亜無亜危異の軌跡をモチーフにした映画『GOLD FISH』が公開された
監督はギタリストの藤沼伸一氏
自分と若濱さんもクラウドファンディングにわずかながら協力し、エキストラ出演させてもらった

色々な解釈があると思うが、自分は、活動停止の原因となったマリを疎ましく思っていたメンバーたちがマリの死後に

「マリがいなければ亜無亜危異は無かった」

という事実に改めて気付いた物語として観た

周囲に迷惑をかけてしまい卑屈になる人
やる気が出ない人
それでも仲間ともう一度やりたいと思っている人
立場は違うが、自分もそんな気持ちになったことがあるし、そんな人もたくさん見てきた

そういう人も含めて一緒に一時代を駆け抜けた仲間であり
欠かすことのできないピースなのだと思う

2024年に亜無亜危異が無期限活動休止するまでステージにはマリのナッパ服とギターが置かれていた
マリの死後、コメントを出さなかったJILLが映画『GOLD FISH』公開にあたり、「未来のために過去を書き留めた映画」と賞賛のコメントを寄せた

Dear Friendsである

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