香港を舞台にした映画『慕情』
1955年に公開された名作である
そのテーマソングが
『Love Is a Many-Splendored Thing』
クレイジーケンバンドの横山剣さんが、映画音楽の中で最も影響を受けた一曲として挙げていた
ムードがあってロマンチック
確かに剣さんが好きそうな曲だ
映画は、香港で出会った中国とイギリスの血を引く女医と、アメリカ人の新聞記者の恋を描いている
互いに惹かれ合いながらも、二人の間には人種や立場、戦争という現実がある
大人の恋愛の切なさを描いた作品である
2010年に香港へ行った時、『慕情』の撮影場所を何ヶ所か回った
映画が撮られた頃から半世紀以上が過ぎ、香港はすでに中国へ返還され、九龍城も取り壊されていた
映画の中にある香港を期待していたので、少し物足りなさもあった
それでもアンティークショップを覗いたり、ナイトマーケットを歩いたりするのは楽しかった
猥雑で活気があり、東洋と西洋が混ざり合っている
まだ香港にしかない空気が残っていた
その後、香港では民主化を求めるデモが活発になり、それを国が強い力で抑え込んだ
今の香港がどうなっているのか
もう一度行ってみたい気持ちはあるが、以前ほど魅力的な旅行先ではなくなったようにも感じる
『慕情』の劇中に、こんな言葉がある
「あなたは優しい。この世で優しさより強いものはないのよ」
恋愛だけではない
人と人、国と国の間でも同じだと思う
優しさより強いものはない
本当に、その通りだと思う
今週もお疲れ様でした。
良い週末、3連休を!

