フジロック3日目
グリーンステージのヘッドライナーをMASSIVE ATTACKが務めた
インテリパンクによる冷静かつ強烈なメッセージ
フジロック史に残る伝説のライブになった
ステージ後方の巨大なスクリーンには、音楽と連動して大量の文字や映像が映し出された
アルゴリズムは、私たちが何を見て、何を信じ、何を買うのかを支配している
トランプは戦争を利用して相場を動かし、金儲けをしている
スマートフォンや電気自動車に使われるレアアースや鉱物資源の採掘現場では、児童労働が行われている
そこで生まれたダーティマネーは、スイスのツーク(タックスヘイブン)に集まっていく
ガザへの侵攻
AIによる監視社会
西洋列強によるアフリカや中東の分割
フェイクニュース
自分たちが便利で快適な生活を送る、その向こう側で何が起きているのか
どれも、断片的には知っていた事実
しかし音楽と映像によって一つの作品として提示されると、それらがすべてつながって見える
自分もその世界の中で生きている
その当事者意識が、一気に高まっていった
MASSIVE ATTACKのライブは、政治的なメッセージを音楽に添えているのではない
音楽と映像とメッセージが一体となり、一つの作品になっている
身体の奥まで響く重低音
暗く、美しく、不穏なサウンド
良質な音楽に身を委ねながら、同時に世界の現実を突きつけられる
この現実をどう考えるのか
その中で、どう生きるのか
明確な答えが示されず、オーディエンスに答えは委ねられる
一本のショートムービーにして、中学校や高校の授業で流してもいいくらいだと思った
世界で起きている問題を知識として教えるだけではなく、自分もその中で生きている一人なのだと気づかせる
現地にいた人と配信を観た人だけの記憶で終わらせるには、あまりにも惜しい
映像作品として発売されることを強く望む
今週もお疲れ様でした。
良い週末を!

