仲野茂BANDのアルバムツアーファイナルに行ってきた
今年リリースされたセカンドアルバム『に』
頭脳警察の故PANTA氏が茂に託した詩に、曲をつけた楽曲を中心に構成されたアルバムである
亜無亜危異のデビュー当初から、PANTAの弟分だった茂
社会性や文学性という点では、同じ亜無亜危異の藤沼伸一の方が、PANTAの後継者としては適任のようにも思える
しかし、表現者としてPANTAが選んだのは茂だった
ライブを観ると、その理由がわかる
茂のボーカルは、人に伝わる
そして何より、声が出ている
自分は往年のパンクバンドのライブによく行くが、残念ながら全盛期と変わらない声が出ているボーカリストは、ほとんどいない
年齢を重ねれば、声が衰えるのは当然である
しかし茂の声は、今も太く、強く、よく通る
茂の喉は、ギフテッドだったんだと思う
現在の仲野茂BANDにはサックスが入り、ブルージーな色合いが加わっている
パンクに馴染みのない人にも聴きやすく、曲によっては、茂のボーカルが甲本ヒロトのように聴こえなくもない
PANTAが残した言葉を、茂の声で届ける
御年66歳
仲野茂は、まだまだ一線のシンガーだ

