2026.08.05

経営者意識

サラリーマン時代、子会社の社長を数社経験した

比較的簡単に子会社の社長になれる会社だった
ただし、業績が悪ければ、すぐに一般社員へ降格される
まさに信賞必罰である

当然、ほとんどが経営の素人なので、うまくいかないことの方が多い
自分も最初に任された子会社の社長は、短期間で終わった
しかし、不思議なものである
一般社員に降格しても、一度芽生えた経営者意識は消えない

雇われ社長とはいえ、資金繰り以外のことは、すべて自分でやる
特に売掛金の回収には厳しい文化のグループだった
未回収があると、社長である自分の報酬がストップする
いくら経営者とはいえ、雇われの身である
今の時代では考えられない
いや、当時でも聞いたことがなかった笑

しかし今振り返ると、
「売掛金を回収して、初めて売上になる」
「本物の経営者なら、回収できていない売上から自分の報酬は取れない」
という、とても厳しく、実践的な教育だったと思う

「経営者意識を持て」
そう社員に求める会社は、今でも多いだろう
しかし、本当の意味で経営者意識を持つには、一度でも実際に経営を経験してみるのが手っ取り早い
責任を負わなければ、意識はなかなか芽生えないものだ

一方で、
「自分はサラリーマンなのだから、経営者意識なんて持ちたくない」
という人も多いだろう

そういう人に伝えたいことがある
経営者意識が芽生えると、上からの指示を素直に受け止められるようになる
むしろ、仕事が楽になるのである
普段、自分が受けている指示は、経営者の立場から発せられている
経営者と同じ視点に立つことができれば、同じ指示を受けても、その意味や背景が見えるようになる
それがわかれば、指示を単なる命令とは感じなくなる

経営者意識を持つことは、会社のために自分を犠牲にすることではない
仕事の全体像を理解し、無用な反発やストレスから自分を解放することなのだ
だから自分は、経営者意識を持つことが、快適に仕事をするための一番の近道だと思っている

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