Wham!の『Club Tropicana』
1983年にリリースされた曲
もう40年以上前の曲だが、これを超える夏のダンスミュージックがなかなか出てこない
イントロが流れた瞬間、テンションが上がる
プールサイド、ビーチサイドで昼間から酒を飲んで踊る
そして夜もディスコへ繰り出す
そんなリゾートの一日をこの曲は表している
『Club Tropicana』は、良質なパーティーミュージック
派手なビートではないし、テンポも速くないが
イントロのベースが鳴った瞬間、自然に身体が動く
ベース、ドラム、ギター、キーボード、パーカッション、ホーン
結構、凝った演奏をしているのに、聴いている側には難しさを感じさせない
そしてジョージ・マイケルのボーカル
当時まだ20歳
すでに抜群に歌が上手いのだが、力を抜いて余力で歌う
この力の抜け具合が、曲のリゾート感によく合っている
サビの「Club Tropicana〜」に入ると、視界が一気に開けるような感じがする
この曲には、昼間のリゾート感と夜のディスコ感が同居している
この曲を40年以上経った今でも気持ちよく聴ける理由の一つは、生音で作られたダンスミュージックだからだと思う
ダンスミュージックの音は時代とともに変わる
その時代を象徴する音が、何年か経つと古く聴こえることもある
しかし、人間が演奏して生まれるグルーヴは古くならない
コンピューター一台で音楽を作れるようになった今聴くと、これだけのミュージシャンが集まって一つのグルーヴを作っていたことが贅沢であり、色褪せないのは当然
良質なパーティーミュージックには、人を無理やり盛り上げる必要はないのだと思う

