Swing Out Sisterといえば、今でもタイアップ曲によく使用される『Breakout』
そして日本のドラマの主題歌にも使われた『Now You’re Not Here』が代表曲だと思う
もちろんそれらも好きだが、自分が一番好きなのが『Waiting Game』
『Waiting Game』はセカンドアルバムからアメリカのみでシングルカットされた曲だったが、DJ界隈での評判が高くダンスフロアではいち早くヒットしていた
軽快なリズムに、流れるようなベース
ストリングスやホーンが重なり、華やかで洗練されたサウンドを作っている
コリーン・ドリュリーのボーカルもいい
曲そのものは明るく、ダンスチューンでもある
なのに、どこか切ない
自分が『Breakout』より『Waiting Game』に惹かれる理由は、たぶんそこにある
『Breakout』は切なさというよりも、懐かしさ
ノスタルジーな雰囲気が漂っている
『Waiting Game』は、まだ何も決まっていない時間の中にいるような切なさ
現在進行形の切なさである
学生時代、学生ツアーのスタッフとして沖縄に長期駐在していた
その駐在期間中、自分にとって大事な人が友人達と旅行で沖縄に来た
大事な人といっても、こちらからの一方通行
その御一行をコザのディスコ「ピラミッド」で一緒に騒いでもてなした
御一行は旅程を終えて大阪へ帰り、自分は引き続き沖縄で駐在業務
その頃、車の中でよく聴いていたのが『Waiting Game』だった
海沿いの58号線を一人で走る
窓の向こうには沖縄の海が広がっている
この先どうなるのかもわからない
というより、その頃の自分はほとんど諦めていた
そんな時に聴く『Waiting Game』
曲の持つ明るさと切なさが同居した感じと、当時の自分の気持ちが重なっていたのだと思う
あれから随分長い時間が経った
もちろん、その頃の自分は、その先に何が起こるのか知らない
人生というのは不思議なものである
ほとんど諦めていたことが、思いがけない方向へ動き出すこともある
Waiting Game
待ってみなければ、わからないことがある
今週もお疲れ様でした。
良い週末を!

