残暑が厳しい
暦的には残暑と呼ぶが、最近は夏が長いので夏真っ只中という感じ
日本の農家の間で、日中の暑さを避け、夜間や早朝に作業する動きが広がっているという
日本の農業従事者の約7割は65歳以上
2024年には、農作業中の熱中症によって59人が亡くなった
2021年の2倍を超える人数である
花農家は照明をつけたビニールハウスで夜中に収穫する
養鶏場では、鶏が暑さで餌を食べなくなるため、午前2時半に照明をつけて餌を与える
農業といえば、太陽の下で働く仕事だった
その当たり前が変わり始めている
いや、変えなければ命を守れなくなっている
今年の夏の甲子園でも、5回終了後に8分間のクーリングタイムが設けられた
試合を朝と夕方に分け、熱中症が多く発生していた時間帯を避ける取り組みも行われている
以前なら、高校球児が試合の途中で冷房の効いた場所に移動するなど考えられなかった
ラテンの国々には、昼間に長い休憩や昼寝を取るシエスタという習慣がある
日本では、仕事の合間に昼寝をするなど考えられないが、猛烈に暑い時間帯を避け、朝と夕方に働くのは理にかなっている
テレワークだと取り入れやすいかもしれない
一方でコロナを機に広がったテレワークを、出社制に戻す会社も増えた
顔を合わせないとナレッジを共有できない
新人が育たない
社員がサボっているかもしれない
マネジメント側として、その悩みはよく分かる
人と人が顔を合わせることでしか生まれないものがあるから
ただ、人が生きていく前提となる自然環境が、これだけ激しく変わっていると、働き方だけをそのままにしておくことはできない
夏が終わらない
人間の方も、この終わらない夏に合わせて変わっていかなければならない

