昨日、世界の海面水温が観測史上最高を記録したことを書いた
海面水温の上昇は、一つの国だけで止められる問題ではない
世界全体で取り組まなければならない
そのためにCOPやSDGsがある
しかし、それらが本当に機能するのか
正直なところ、最近は悲観している
戦争犯罪や人道に対する罪を裁くために設立されたICC、国際刑事裁判所
そのICCがイスラエルのネタニヤフ首相らに逮捕状を出したことに対し、アメリカはICCの赤根智子所長らに経済制裁を科した
かつて世界のリーダーを自任していた国が、国際社会のルールを守るのではなく、自国や同盟国に都合の悪い判断をした人間を制裁する
法によって戦争犯罪を裁くことさえできない世界が、遠い将来の地球環境のために、目の前の国益や経済成長を譲れるのだろうか
COPもSDGsも、国家を強制的に従わせる力は持っていない
各国が共通のルールを守り、多少の不利益を受け入れてでも協力するという信頼によって成り立っている
その信頼を、最も力を持つ国が壊している
これでは、国際協調など機能しないだろう
もちろん、これは国家だけの問題ではない
人間は、現代の日常生活を送っているだけで環境に負荷をかけている
環境にまったく負荷をかけずに生きることは、おそらくできない
自分も同じである
だからといって、開き直ってはいけない
どうせ完全には止められない
自分一人が何かをしても変わらない
便利な生活を捨てることなどできない
そう言って何もしなければ、何も変わらない
完璧にできないことと、開き直って何もしないことは違う
国も企業も個人も、自分たちが環境に負荷をかけていることを認め、その負荷を少しでも減らしていくしかない
立派な目標を掲げただけで、地球の温度が下がらない
それでも、意味がないと切り捨て、開き直った瞬間に、本当に終わる
地球が壊れ始めていることも恐ろしいが、それを知りながら、自分には関係ないと開き直る人間の方が、もっと恐ろしい

