2026.10.01

全天候型経営

今日は晴れた
雨の連続記録が、ようやく止まった

もともと雨は好きだ
ただ、いくら好きだからといっても、さすがに続きすぎた
9月は、ずっと傘を持ち歩いていたような気がする

それに、この夏の雨は各地に甚大な被害をもたらした
暮らしや仕事の場を失った人たちのことを思うと、呑気に雨が好きだと言ってはいられない
ビジネスへの影響も、単に客足が落ちるという話では済まなくなっている

ファッションの仕事に関わっていると、日々の天候が店頭に与える影響を感じる
気温が下がらなければ秋物は動きにくいし、雨が続けば外出を控える人もいる

では、逆に雨が続くことで、需要が増えるビジネスは何だろうか

わかりやすいのが、コインランドリーだ
都内の「しろふわランドリー」では、今回の長雨の中、ランドリー売上が前年同期比150%になったという
洗濯物は毎日出る
外に干せなければ、乾燥機の需要が増える
生活の不便を解消するところに、仕事が生まれている

傘やレインウェア、防水靴も必要になる
歩くつもりだった人がタクシーに乗り、外食するつもりだった人が出前を頼むこともある

雨で消費がなくなるだけではない
お金の使い道が変わっているのだ

もちろん、注文や利用が増えれば、そのまま利益が増えるとも限らない
雨で移動に時間がかかれば、配達や送迎の効率は落ちる
そこで働く人の負担や安全も考える必要がある

アパレルでも、雨だから売れないと嘆くだけでは終われない
撥水性のあるアウターや、雨の日にも履ける靴など、その日に必要とされる商品はある
店頭で何を見せ、何を勧めるか
来店が難しいお客様に、どう商品を届けるか

一方で、天候が危険な状況になれば、営業を続けるか、スタッフを出勤させるかという判断も必要になる
売上をつくることも、人を守ることも、経営の仕事だ

「全天候型経営」という言葉がある
景気や経営環境の変化に耐えられる経営を、天候になぞらえた表現だ

しかし、比喩だけではなく、リアルの天候に合わせた経営が必要だと思った9月だった

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