美輪明宏さんが亡くなられた
一ヶ月ほど前に労働歌をテーマにブログを書いた時、美輪さんの『ヨイトマケの唄』について触れたところだった
『ヨイトマケの唄』は弱者と労働者のための歌であり、母への歌であり、貧しさの中で生きる人間の尊厳を歌った歌である
美輪さんについては、スピリチュアルなバラエティ番組でのスタンスには、正直ついていけない部分もあった
他の著名人なら、その時点で距離を置き近づかないし、興味が失せる
しかし美輪さんの人生をトータルで見れば、そして発してきたメッセージを考えれば、その部分だけをあまり大きく見なくても良いのではないかと思った
美輪明宏という人は、弱者と労働者と平和のために歌った人だった
リーマンショック直後からしばらく、リッツカールトン大阪の宿泊費が20,000円を切るくらいになっていて、帰阪した時に複数回利用した
ある時、宿泊者用クラブフロアで飲食をしていると、隣の席に美輪さんが座った
テレビ関係者との打ち合わせのようだった
性別も年齢も、何もかも超越した存在感があった
なぜかこの人はいつまでも死なないのではないかと思った
それだけに今回の訃報はショックだった
「愛があれば戦争なんか起こりません」
戦争を知り、貧しさを知り、差別を知り、無償の愛を訴え続け、歌い続けた人がいなくなった
日本の良心を失った


